としつぐメルマガ  Vol.226  2008/3/6

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≪目次≫

1.     斉藤斗志二のUn Momento, Prego(ちょっと待って下さい)

 

iPS細胞が作る新しい医学

−日本の未来を開くブレーク・スルー戦略の有力な研究です−

 

 2月26日に自民党本部で、「iPS細胞」(注)を開発した京都大学の山中伸弥教授の講演会がありました。さすがに国会議員の間でも関心が高く、講演会は満席の盛況でした。

(続きは下記)

 

2.     Speak for Japan: Yes We Can−なぜバラク・オバマ候補に惹かれるのか−

 

現在、アメリカ大統領選挙の民主党候補者指名争いで、初の黒人大統領を目指すバラク・オバマ上院議員が破竹の勢いをみせています。(続きは下記)

 

. 編集後記: アサーション

 

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斉藤斗志二のUn Momento, Prego(ちょっと待って下さい)

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iPS細胞が作る新しい医学

−日本の未来を開くブレーク・スルー戦略の有力な研究です−

 

衆議院議員 斉藤斗志二

 

 2月26日に自民党本部で、「iPS細胞」(注)を開発した京都大学の山中伸弥教授の講演会がありました。さすがに国会議員の間でも関心が高く、講演会は満席の盛況でした。

従来のES細胞(胚性幹細胞)は、再生医学の切り札と言われていましたが、不妊治療(人工授精)の余剰受精卵を利用していたため、倫理上の問題が発生していました。このため、アメリカではブッシュ大統領が公的研究費による新たなヒトES細胞の樹立に対し拒否権を行使して反対し、ローマ法王もES細胞研究に反対していました。

また、患者自身の細胞とは違う細胞を使用するため、拒絶反応が出る危険性もありました。

これに対し、iPS細胞は、患者自身の体細胞に4つの遺伝因子を組み込むことで、ES細胞類似の人工多能幹細胞を作り出すものであるので、倫理上の問題も発生しなければ、拒絶反応も生じないという大きな利点を持っています。

山中教授の説明によれば、細胞が持っている遺伝子情報はどの細胞でも変わりがなく、細胞の「情報設計図」のどこを読むかによって違う細胞になるそうです。山中教授が組み込んだ4つの遺伝因子は、「情報設計図」のどこを読むかを指示する働きをし、これによって、すべての細胞に分化できる多能性を持つことになるそうです。今後は、iPS細胞を分化誘導して、神経細胞、心筋細胞、膵細胞などを作り出し、細胞移植治療を行うことが目標だそうです。

 

アメリカでも、ハーバード大学とウィスコンシン大学で、ヒトiPS細胞をすでに樹立しており、ブッシュ大統領も研究を強く後押しする考えです。

幹細胞に関連する研究費として、カリフォルニア州では今後10年で3,000億円の予算を計上しており、マサチューセッツ州でも今後10年で1,200億円の予算を計上しています。

これに対し、日本の総合科学技術会議の予算は平成20年度で60億円程度に過ぎず、アメリカの州単位の予算と比べてすら桁の違いがあります。

山中教授の話によると、今後必要な工程のうち、研究そのものは30%程度に過ぎず、70%が特許の取得・管理など研究のサポート体制整備になるそうです。山中教授はご自分でも、「研究体制の整備は、私の最も不得意とする分野です」と言っておられました。国として、きちんとした研究支援体制を整える必要があります。

山中教授は、2年前にマウスでのiPS細胞開発の論文を発表しましたが、研究の秘密保持の観点からは、発表したくなかったそうです。しかしながら、京都大学で研究を続けていくためには、事実上2年に一度は論文を発表しないといけないようになっているため、しかたなく論文発表したそうです。山中教授ですら、「クビ」になってしまう恐れを抱いているのには驚きです。

山中教授ほどの人材には、生活の心配をしないで、思う存分研究に打ち込める環境を提供する必要があると思いました。人材の海外流出を防止し、国内で人材を育成することが、日本の未来を開くためのブレーク・スルー戦略に必要です。

 

(注)iPS細胞(Induced Pluripotent Stem Cell、人工多能幹細胞)

・ヒトの体細胞に4つの遺伝因子を人工的に組み込んで作製した、ES細胞(胚性幹細胞)に匹敵する万能細胞。

・患者の体細胞を利用するため、倫理問題が発生せず、拒絶反応も回避できる利点を持つ。

 

写真説明:3月2日(日)に富士市吉永北地区にて三世代交流1千人集会「菜の花の里まつり」が行われました。幅広い世代の多くの人々が集まり、模擬店やステージ発表など楽しみました。

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    Speak for Japan: Yes We Can−なぜバラク・オバマ候補に惹かれるのか−

 

Yes We Can

−なぜバラク・オバマ候補に惹かれるのか−

 

現在、アメリカ大統領選挙の民主党候補者指名争いで、初の黒人大統領を目指すバラク・オバマ上院議員が破竹の勢いをみせています。2月5日のスーパー・チューズデー以降、州単位の指名選挙で9連勝を記録し、獲得代議員数も、ヒラリー上院議員を逆転して、100名あまりの差をつけています。

Yes We Can」(私たちにはできる)のフレーズが熱狂的に支持されていることに代表されるように、オバマ候補には、人々の共感を呼び、人々を動かす力があります。オバマ候補への支持は、人種、性別、年齢や社会的背景を超えて広がり、ヒラリー候補の支持基盤を切り崩しているだけでなく、共和党支持者からも共感を得ています。

一方、ヒラリー候補は、予備選での劣勢の焦りにより、「恥を知れ、バラク・オバマ」と呼び捨てで罵るなど、本来のヒステリックな性格が隠し切れなくなっているように思います。3月4日のテキサス州とオハイオ州での予備選で、大差の勝利を得られなければ、選挙戦からの撤退を余儀なくされると言われています。(注)

 

オバマ候補のテーマは、「変革」と「国民融和」です。「リベラルなアメリカも、保守のアメリカもない。黒人のアメリカも、白人のアメリカも、ラテン系のアメリカも、アジア系のアメリカもない。アメリカ合衆国があるだけだ」とオバマ候補は訴えます。

オバマ候補の著書「合衆国再生」(The Audacity of Hope、大胆な希望)を読みましたが、アメリカは多くの問題を抱えてはいるものの、アメリカの底力を心から信じ、問題を解決して希望に満ちた未来を築いてゆくことに対する、ゆるぎない自身と強固な意思がひしひしと伝わってきました。

オバマ候補ならば、本当にそれができるような気にさせられました。オバマ候補が大統領になることが現実味を帯びてくるにつれ、「中身がない」という批判が出されるようになってきていますが、アメリカ大統領は優秀なスタッフで支えられるので、心配はいらないと思います。

 

日本の政治家にも、「私たちにはできる」と本気で国民に感じさせる姿勢と気迫を示すことができる人が増えてほしいと思いました。日本でも、小泉首相の「郵政解散」の際のテレビ会見のように、「本気でやる」という気迫を感じさせた例もあるのです。

 

 

(政策アドバイザー:斉藤喜一郎)

 

(注)テキサス州とオハイオ州の予備選ではヒラリー候補が勝利したため、民主党候補者指名争いは継続する見通しとなった。

 

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● お知らせ: 衆議院議員 斉藤 斗志二君と日本の未来を語る会

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国内外におきまして、激動の年がはじまりました。様々な局面を打開していくために経験豊かな衆議院議員 斉藤斗志二が日本の更なる発展のための未来を語ります。

 

日時:平成20年4月10日() 16:30開場

場所:ホテル ニューオータニ 「鶴の間」

会費:2万円

17:00 パネルディスカッション

パネラー  大武健一郎さん(商工組合中央金庫副理事長)

        河野博文さん(JEFスチール株式会社専務執行役員)

        衿野未矢さん(作家)

衆議院議員 斉藤斗志二

進行     斉藤喜一郎(政策アドバイザー)

   18:15 懇親会

 

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● サンデーZIMOトーク

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さいとう としつぐのトーク番組です。

ボイス・キュー(FMみしま・かんなみ 77.7MHz)

毎週日曜日 10時30分〜11時

 

ご出演者:

3月9日(日)  岢(すぎざき)典子さん  熊野神社 禰宜

加藤 直美さん、石渡 文香さん  浦安の舞・巫女さんの父兄様

                           

放送後もネットで配信しております。→http://toshitsugu.com/news.htm

 

バックナンバーは次のサイトです。→http://www16.plala.or.jp/zimotalk/

 

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●編集後記: アサーション

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自分・相手を尊重しながら、自分の意見や気持ちを適切な言い方でコミュニケーションすることがアサーションです。

米大統領選の民主党両候補はアサーションしたりしなかったりですが、メディアは共和党のことも大きく取り上げねばアサーションな報道になりません。

 

いつでも攻撃的な方法での表現しかせず、優しい口調で言いながらも自分の思い通りに動かそうとする言動は攻撃的なコミュニケーションで、特にリーダーシップをとるべき人はしてはなりません。

友人などにはアサーティブだが、立場が上の人に対して何も言えず、その反面、目下には攻撃的に話をするばかりの言動は誉められたものではありません。

野党の人も自分たちの事例は他にして、いたずらに政府・与党に攻撃をしているばかりでは不適なことです。(とはいえ、官庁の不祥事や手落ちまでを弁護するわけではありません。)

 

チーム・バチスタの栄光(海堂 尊著のミステリー小説)に出てくるアクティブ・フェーズとパッシブ・フェーズによる調査手法の使い分けが面白い。わざと怒らせてか、あるいは自ら心情を語らせて本音・真実を浮かび上がらせるようにしていました。

検事・捜査官の基本技でしょうが、政策論争や国会審議ではアサーションがしにくくとも策を弄さずに取り組むべきだと、両方向にお願いしておきます。

なにしろ国会の1日の経費は2億円にもなる由ですから、国会本来の機能が働かないのはこの時勢大きな損失・浪費です。

 

 

         《編集責任者:下郷二三男》

 

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